NikonZ30って比較的安いけど性能としてどうなんだろう。
フルサイズじゃ無いと綺麗な写真が撮れないってほんとう?
ファインダーのないレンズってどうなんだろう
Nikonから多くのミラーレスカメラが発表される中、
◎APS-Cセンサーの小型軽量
◎Nikonミラーレスで最安カメラ
◎Nikon唯一のVlogカメラ
として発売されたのが【NikonZ30】です。これからカメラを始める方にとって「サイズ」「価格面」で見れば非常におすすめしやすいカメラですが、実際に使ってみた感想をまとめてみます。
カメラ選びの参考にしていただけると幸いです。
実際にZ30を手にして感じたレビュー(良い点)
Z30は店舗では実機を何度か触っていましたが、改めて持ってみて感じたことをまとめてみます。
まず、これです。Z30はNikonのエントリークラスのVlogカメラでZ50やZfcと比べてもほんの少し安価に購入できます。一番新しい機種なんですけどね。にも関わらず、明らかに他社のエントリークラスのカメラよりも質感が高いです。流石ニコンというべきなのでしょうか。
これぐらいの質感があると、持っていても「所詮エントリークラスだしなあ」みたいな感覚もなく、スナップでも堂々と持ち歩けます。(気持ちの問題ですが。)
これも非常に良いポイントです。やはりスナップで持ち歩くなら大きいカメラは避けたいところ。フルサイズカメラはエントリー機でも十分大きく重たいです。
それと比べるとZ30は本当に軽い。ポケット大きめのコートであればワンチャン入ります。ポケットに忍ばせておいて、撮りたい時に取り出して撮影する。
そんなスナップができるのがZ30でした。ファインダーがないというのは一見デメリットに感じますが、軽さや収納のしやすさ的にはメリットにもなりえます。
Z30は非常にしっかり握れるグリップがついています。190cmの僕からしたらそれでも少し小さめですが、ほとんど全ての方にとっては十分なグリップの深さです。
女性や手の小さい男性の方であれば何の不満もなく持てるサイズのグリップです。横位置でも縦位置でもしっかり持って撮ることができるので、手ブレもしっかり防いで綺麗な写真を撮ることができます。
まあ、趣味カメラマンの私にとってはどのカメラでも必要十分なのですが、こちらZ30も画質について何の不満もない綺麗な写真を撮ることができました。
一般的にキットレンズは画質が悪いと言われがちですが、ニコンはキットレンズから非常に綺麗な描写をすることでも有名なメーカーです。
小型軽量のキットレンズでここまで撮れるのであれば街スナップにおいては最適解とすら言えるかもしれません。フルサイズ換算24〜75mmまで撮影できるので。
Z30の気になる点
今回使った16-50mmのキットレンズ、描写性能やサイズ感には何の文句もないのですが、サイズ感と引き換えにレンズが沈胴式になっている点だけ使いにくいです。
要は、パッと撮影したい時にレンズを回さないと撮影ができないので若干ラグができます。というより、両手が必要になります。沈胴式でなければ、Z30は電源ボタン含めほぼ全ての作業を右手でできるような設計になっているのでサッと取り出して右手だけで撮影ができます。
片手が埋まっていると撮影ができないというのは少し使い勝手の面でデメリットです。
スナップなのでそこまでボケなくても気持ちよく撮影できるのですが、ポイントポイントでもう少しボケてくれたらなあと思う時があります。F値が3.5~6.3なので仕方ないですしサイズ感とのトレードオフなので何とも言いづらいですがね。F2か2.8は最低でも欲しかったなと思う撮影タイミングが数回くるのがデメリットですかね。
〜追記〜
2023年6月23日に「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」が発売されたので、NikonZ30でも明るい単焦点レンズも手軽に使えるようになりました。
総評(スナップに最適。Vlog専用じゃない。)
Z30は「Vlogカメラ」として販売されていますし、多くの方の認識もそうではないでしょうか。
「私はVlogじゃなくて静止画が撮りたいから他のカメラの方が良いかなあ」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、今回スナップ用に使ってみて感じたのは「スナップカメラとしても優秀」ということです。
小型軽量で、描写力も高く、持っていてカッコ良い。
非常に満足できるカメラです。日中の太陽光バリバリの現場で撮影する時はファインダーがないと撮影しづらい時もありますが、趣味でお散歩で撮る分には全然良いのではないでしょうか。
モニターの明るさを調整したり、手でモニターを覆ったり。そういった調整である程度は撮影ができます。
そして、今回は撮影しませんでしたが動画を回すとなってもこのカメラは重宝します。そもそもがVlogカメラですから。
ガチの映像制作者からしたら力不足なVlogカメラと叩かれているZ30ですが、これから始める方にとっては使いやすい機能もたくさん入っています。写真も動画も撮りたいカメラ初心者の方におすすめしやすいカメラと感じました。
作例紹介
①広場の真ん中にあった2色のイス
これはなんばパークスにあった「ピンクとグリーンの椅子」を主題に、「広場の真ん中に置かれていた」という情報を伝えたくて撮影しました。Z30にキットレンズ、ピクチャーコントロールのポップを適用度80で撮影した撮って出し写真です。
緑を前ボケと手すりでフレーミングすることで、より椅子に目がいくような作品になっていれば嬉しいです。
②新しくなったかにさんと2025年大阪万博
こちらも設定は同じです。新しくなったかにさんと万博に向けてのモニュメントを撮影してみました。新しくなったカニさんがとても綺麗に写っています。
③なんばパークスのみどりと水流
基本設定は同じですが、違いとして上記2枚はAモードでF値を絞って撮影していましたが、今回はSモードでシャッタースピードを1/2秒まで長くして撮影しました。すると、水の流れている様子が撮影でき、スマホで撮る写真よりも幻想的な表現になりますよね。水流を見るととりあえずこういう撮影をしたくなるのがカメラユーザーです。あえてシャッタースピードを上げてピタッと止めるのも良いんですけどね。
NikonZ30の魅力について
今回難波に持ち出してみたNikonZ30ですが、この機種の魅力について別記事でまとめましたので気になる方は下記をチェックしてみてください。
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[…] Z30とキットレンズで「なんば」をスナップしてみた […]
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