カメラを始めて少し(1〜3年程度)経つと、無性に上位機種に憧れ出すタイミングがあると思います。(私もその類です。)欲しいなあと思って、Youtubeやサイトをチェックし、憧れる。でも、
初心者が上位機種のカメラを買う意味があるのか
フラッグシップ機欲しいけど、絶対にオーバースペック
結局必要ないスペックに予算出してもなあ
と考えてしまい、最終的にはもやもやしたまま過ごされている方も多いのではないでしょうか。
私も実はずっと悩んでいたのですが、つい先日【Nikon Z8】を購入しましたので購入2週間の感想と
を紹介します。
この記事をフラッグシップや上位機種の購入を検討する参考にしていただければ幸いです。
※厳密には「NikonZ8」はフラッグシップではなくZ9に次ぐ準フラッグシップです。ただ、60万円近くするカメラですのでここではフラッグシップとして扱わせてください。
この記事の対象者
- NIKONZ8を検討しているアマチュアフォトグラファー
- カメラ初心者だけど、上位機種に憧れがある方
- 高いカメラを買って後悔しないか不安な方
結論:Z8(フラッグシップ)を買って最高に満足している
こちらがNIKONの準フラッグシップ、「Nikon Z8」です。とにかくカッコ良いですね。実際購入から2週間経ったわけですが、結論から言うと
が私の感想です。
流石にこれだけでは、”気持ち”すぎるのでZ8を購入して満足している点を少しばかり説明しておきます。
圧倒的に握りやすいグリップ
私は手が大きい方なので、お得にこの恩恵を感じるのですがZ8はグリップが深く非常に握りやすいカメラでした。正直、Nikonはどのカメラもグリップが良いのですが、特にZ8はサイズの割に持ちやすいです。
準フラッグシップで縦位置グリップがないとはいえ、900gOVERですからグリップが悪いと持つのも大変です。
でも、ここまで持ちやすいと数字ほどの重さを感じないですし大きめのレンズをつけた時のバランスも良いので満足しています。
縦位置グリップがないZ9という位置付け
これがそもそもZ8を購入した理由の一番大事な部分なのですが、フラッグシップのスペックを積んだ縦位置グリップなしのカメラという存在が非常にありがたいです。
正直、Z9の価格改定の話もありましたのでZ9を購入するべきなのか何度も何度も考えました。実機を触るために店舗にも何回も足を運びました。
ほぼ同じスペックとはいえ所有欲を満たすならZ9を買うべきなのか
こう考えたりもしました。
しかし、やはり縦位置グリップを使わないのについているというのはデメリットが大きいと判断しました。
- 存在感がありすぎてアマチュアの自分が持つには気が引ける
- 単純に重すぎる
- バッグや防湿庫のサイズ変更など面倒ごとが増える
あくまでアマチュアで活動している方で、
縦位置グリップはいらないけどフラッグシップレベルのカメラを持ちたい
という方にとってドンピシャなカメラだと改めて感じています。
センサーシールドが安心すぎる
少しマニアックなポイントかもしれませんが、センサーシールドが使えるというのは初心者・アマチュアにとって非常にありがたいのではないでしょうか。
レンズ交換を屋外でしないといけない時に、センサーに汚れが付いてしまうリスクを格段に下げることができます。
「あれば良い」ぐらいのメリットだと思われがちですが、使ってみると「どのカメラにも搭載してくれ」と思うような安心感を提供してくれます。
高画素カメラって面白い
Z8は役4500万画素の高画素機です。初心者の方にとって高画素はデメリットもあります。特にノイズ問題です。
2400万画素あたりの標準的な画素数のカメラと比べるとノイズがのりやすくなります。ここは明確にデメリットで、ISOを上げる必要のないF値の低いレンズが欲しくなります。
ただ、そのデメリットを考慮してもメリットが大きいと感じています。それが
です。私もよくするのですが、初心者の方であればあるほど撮影した時に中央を意識しすぎて四隅に写って欲しくないものまで写ってしまっていることも多くなりがちです。
また、望遠レンズは重いのでなるべく使いたくないと考えた時に4500万画素あればDXクロップしたりトリミングしても2000万画素以上の写真を残すことができます。
望遠レンズがなくても擬似的に望遠撮影ができるわけです。
このトリミング体制は構図をまだまだ落とし込めていない初心者の方にこそ非常に大きなメリットになると感じています。
初心者が上位機種を購入するメリット
さて、Z8を購入して感じたメリットはざっとまとめさせていただきましたが、まだまだメリットはあります。中でも、Z8に限らずフラグシップや上位機に共通するであろうメリットを下記にまとめておきます。
写真が上手くなったと錯覚するぐらいミスが減る
とにかく「ミスが減る」というのが非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
- AF性能の強化によるピントズレの減少
- 連写性能向上による撮影成功率の向上
- 高画素化によるトリミング耐性強化やデータ量の増加
- EVF、背面モニターの画質向上による撮影のしやすさ
- ボタン増加による設定変更のしやすさ
挙げ出したらキリがないですが、やはりこれらの基本性能の強化は初心者になればなるほどメリットを享受できるはずです。
例えば、ハイアマの方や写真家の方はマニュアルフォーカスで撮影する方も一定いらっしゃいますが、私のようにサクッと写真を撮っていきたいアマチュアにとってはオートフォーカスの性能差はダイレクトに撮影体験に繋がります。
実際、Z5を使っていた私がZ8に乗り換えてみて、非常にメリットを感じています。
Z5を使っていた頃は「これで十分じゃね」と思っていましたが、やはり実際に使ってみると違いますね。
挑戦の幅が広がる
- AF性能の強化によるピントズレの減少
- 連写性能向上による撮影成功率の向上
- 高画素化によるトリミング耐性強化やデータ量の増加
- EVF、背面モニターの画質向上による撮影のしやすさ
- ボタン増加による設定変更のしやすさ
こちらの基本性能の向上による話の続きになりますが、基本性能が上がると今までできなかった(難しかった)ことができるようになります。
例えば、こういったように様々な基本性能の強化が掛け合わされることで新しい挑戦につながるわけです。
逆にいうと、
カメラの性能のせいでうまく撮れない
という言い訳ができなくなる分、
のではないでしょうか。
実はこの言い訳できなくなるというのが、初心者にとってフラッグシップ機を持つ大きな意味をなしている気がします。
持っているだけで満たされる
これは完全に”気持ち”の問題ですが、やっぱり上位機種のカメラを持っているという満足感は実際に購入して感じる楽しさであり充実感です。
カメラは写真を撮ってこそではありますが、そもそも持っていてテンションの上がる機材でないと持ち運ばなくなり撮影機会を減らしてしまいます。
その点、上位機種を持っていればどこにでも持ち出したくなりますし、
新商品が出た!
他メーカーでこんなカメラが出た。
などと、目移りすることなく安定したメンタルで撮影に集中できるようになるメリットも備えています。
実際、Z8を手に入れてからボディに対する目移りはしなくなりました。(まあ、そのぶん高級レンズが欲しくなりますが。)
Z8をおすすめできる方とは
自分のスキルをもっと磨きたい方
メリットの章で述べましたが、Z8を購入することで
ので、純粋に失敗の原因を自分自身に持っていくることができます。写真スキルを上げていくためには外部要因を極力減らすことが重要なので、高い投資にはなりますがZ8を購入してスキルアップに励むというのはおすすめできる面白い上達手段の1つです。
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