結局、フルサイズを購入しないと綺麗な写真は撮れないのか
カメラ始めたいけど、最初からそこまで予算かけられない
これからカメラを始めようと、Youtubeで情報収集を始めると「結局フルサイズの大きなカメラを買わないといけないのか」って思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
確かにフルサイズセンサーを積んだカメラは非常に綺麗な写りをします。ただ、
の3拍子が揃ってしまうので、最初から購入するにはハードルが高いです。過去にカメラに触ったことがあって、重さに対する不満が出てこな位ことが明白であれば良いのですが、これから本当に初めてカメラデビューするのであれば、もっと小型軽量で取り回しの良いカメラをおすすめします。
この記事の対象者
- 日常をスマホより綺麗な写真で記録したい
- 小型軽量で手軽にカメラを試してみたい
NikonZ30 が非常におすすめ
結論からですが、これからカメラを始めたい方におすすめしたいのがNikonZ30です。
簡単にスペックを書いておきます。
種類 | レンズ交換式 ミラーレス一眼カメラ |
メーカー | Nikon |
センサーサイズ | APS-C |
重量 | 405g |
特徴 | Vlogカメラとして売出し 持ちやすいグリップ 値段以上の高級感 | ファインダーレス
金額 | 新品 83,800円(23年6月4日現在) |
フルサイズじゃなくて良いのか
まず、ポイントとしてはセンサーサイズについてはフルサイズではなく、ひとまわり小さいAPS-Cセンサーになります。
やっぱりカメラ始めるならフルサイズの方が良いんじゃないか
と思われるかもしれませんが、これからカメラを始める初心者の方にとってフルサイズを活用するメリットはほとんどありません。
フルサイズ | APS-C | スマートフォン | |
サイズ感 | × | △ | ○ |
重量感(レンズ込) | × | △ | ○ |
金額 | × | ○ | △ |
レンズの豊富さ | ○ | ○ | × |
明所での画質 | ◎ | ◎ | ○ |
暗所での画質 | ◎ | ○ | × |
ボケ感 | ◎ | ○ | × |
ものにもよりますが、概ねこのような結果になることが多いです。
スマホよりも圧倒的に綺麗な写真が撮れるのに、システム全体で見れば小型軽量で安価に揃えることができる。非常にメリットが大きいです。
暗所での画質については、全体で見ればやはりフルサイズに負ける部分はありますが、暗所でも風景のように被写体が動かないシーンであればシャッタースピードを遅くすることでISOを上げることなく撮影できるので
でフルサイズに負ける部分が目立つものの、それ以外のシーンでは正直必要十分な撮影体験を得ることができます。
基本性能が高いのに非常に安価なNikonZ30
フルサイズでなくてもよいとして、APS-Cの中でどうしてNikonZ30なのかと言うことですが
と言うことが挙げられます。
新品8万円台で買えるAPS-Cのカメラはそもそも他にありません。ただ、では安い代わりに性能が悪いのかと言うと全くそう言うことはなく、ぜひYoutubeで「Z30 写真」などで調べてみてください。
非常に綺麗な写真を吐き出してくれます。
こちら、後ほど紹介するNikonの撒き餌レンズとのセットで撮影した1枚ですが、解像感しかり非常に良い仕上がりではないでしょうか。
Nikonはよく
商売が下手
と言われるのですが、これは製品の質が悪いのではなく、エントリー機の質が高過ぎて上位機種のメリットが少なくなってしまうことで全体の売り上げが伸びないのではないかと騒がれているからです。
他のメーカーはエントリー機はエントリーなりに機能や画質を程よく制限するのですが、Nikonは本当に出し惜しみのない製品を作ってきますし、特にZシリーズ(ミラーレス)については
という素晴らしい動きを見せています。
これは、フルサイズカメラでも
Nikonのミラーレスは終わっている
と少し前まで言われていましたが、フラッグシップのZ9を皮切りにZ8と順調に高性能カメラを展開しつつあります。
今後のNikonのミラーレスは非常に注目されているのが現状です。
圧倒的な高級感
高性能にも少し繋がる部分ではありますが、Z30はじめNikonのカメラはどの機種もすべて高級感があります。
他社の10万円台のカメラは安価(チープさ)な感じがボディに出てしまっているので、持っていて
どうしても気になってしまいます。
しかし、Nikonは一番安いZ30からZ50,ZfcなどのAPS-CのカメラもZ5と呼ばれるエントリーフルサイズ機も全てにおいて値段以上の高級感を出してくれています。
所有していて気分を上げてくれる非常に重要なポイントをしっかり押さえてくれているのがNikonのカメラです。
使いやすい設計が好感
グリップが深くて握りやすい
バリアングル液晶で使いやすい(写真も動画も○)
ファインダーなしでよりコンパクトに
Z30ですが、非常に使いやすいカメラになっています。
特にびっくりするのが「グリップ」の握りやすさです。フルサイズ機ばりのグリップの深さで、手の大きい人でも安心して持つことができます。かといって、女性の方や手の小さい方が持て余すかと言うと全然そんなこともなく非常にバランスが良く作られています。
こればっかりは一度試していただく方が良いと思いますので、ぜひ実機に触ってみてください。
また、バリアングル液晶なので写真についても縦構図、横構図気にせず撮影できますし、動画にしても自撮りも対応できる(そもそもがVlogカメラ)ので、これから写真なのか動画なのか進むべき道を迷っている方でも使いやすいカメラになります。
よく、Z30の話題でファインダーがないことをネックにされる方がいらっしゃいますが、そもそもスマホにファインダーはないわけなのでこれからカメラを持つ方にとって一切デメリットにならないので安心してください。むしろ、でっぱりがない分収納も楽で機動力が上がるのでメリットにすら感じます。
※ファインダーが気になる方はZfcかZ50をおすすめします。
NIKKOR Z 40mm f/2とのセットが最強
さて、ボディをNikonZ30にした次はレンズ選びですが
個人的には
このどちらかをおすすめします。
①のズームレンズは画質も良いのに薄型設計で非常に持ち運びに相性が良いです。さらに単体で買うと36,000円ですがセットで買うと99,999円で販売されているので、10万円以内でレンズとボディが揃います。
ただし、今回は②の40mmの単焦点レンズをおすすめします。
安価で始めやすい単焦点
まずおすすめの理由としては
という点です。新品36,000円で購入できる安価なレンズなのにF値が2と非常に扱いやすいレンズになっています。
さらに単焦点なので安価でも非常に綺麗な写りをするレンズです。
重さも170gなのでZ30と合わせても600gいかない軽量セットで運用できる点も非常におすすめしやすいポイントです。
ちょっと望遠よりの標準域でスマホでは撮れない表現ができる
このレンズをおすすめするポイントとして
という点が挙げられます。一見スナップならもう少し画角が広い方がと思われがちですが、画角の広いスナップはぶっちゃけスマホでもある程度カバーできます。
おそらく、カメラで撮影しながら
これ、スマホで良くない?
スマホの方が綺麗かも
ってなるかもしれません。慣れてくれば広角域でもスマホとの違いが明確になるのですがぶっちゃけ最初はわかりません。
ただ、60mm程度の若干望遠よりのレンズになると”ボケ感”が明らかにスマホの写真とは違ってきます。
60mmのF2はAPS-Cでも十分にボケてくれます。
手前にピントを合わせれば背景はボケてくれます。
この立体感はスマホでは撮影できませんよね?
せっかくカメラを始めるならスマホでは体験できない写真撮影をできる方が面白さを感じやすいので、まずは40mm f/2の単焦点はおすすめできるレンズです。
NikonZ30+NIKKOR Z 40mm f/2から始めるメリット
改めて、今回Z30と40mmの単焦点のセットをすすめしましたがこのセットはこれからカメラにハマっていくかもしれない方に非常におすすめできます。
というのも、カメラにハマるとどうしてもフルサイズのカメラが欲しくなります。
そうした時に、このセットを購入しておけばボディはサブ機もしくは売却して資金に、レンズはそもそもフルサイズ対応レンズなのでそのまま単焦点レンズとして運用することができます。
NikonはAPS-Cとフルサイズを同一マウントで運用しつつ、APS-Cでも非常に良い写りのするカメラを作っているからこそ次のステップアップ時に無駄のないシステム移行をすることができます。
後々のことも考えて、このセットでデビューすることをおすすめします。
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