これから趣味でカメラを始めたい
費用面も加味してカメラは新品が良いのか、中古が良いのか
どこに買いに行ったら良いのか
とカメラを始めるにあたって、不安になることもありますよね。実店舗が良いのか、ネットでも良いのか。そんなこれからカメラの購入を考えている方におすすめの購入方法をお伝えします。
注意(想定している人物像)
既にカメラを所有していたり、知人にカメラに詳しい方がいて購入のサポートをしてもらえるという方は対象外として考えています。有識者が周りにいらっしゃる場合は、カメラのキタムラをはじめ大手の中古カメラの取扱店で良い状態のカメラを探してもらうこともおすすめしています。ただし、最初なので個人店の購入後のサポートが不安な店舗ではなく、ある程度実績のある店舗での購入が良いかと思います。
では、これからカメラを始めたい方に向けたカメラ購入までの流れです。
買い方① 下調べをしよう
これが非常に大事です。カメラを買いたいからといって知識が0の状態で店舗に行かないようにしましょう。知識が0の状態で接客されても、店員さんの話している内容がわからないと判断できないですし、店員側も知識0の方におすすめするのは非常に難しいはずです。
また、難しいなと思ってくれる店員さんならまだ良いですが、知識がないことを良いことに店員さんの売りたいカメラをおすすめされる可能性もあります。店員さんもビジネスですから否定するつもりはありませんが、こちら側も最低限の知識をもってから話を聞くようにしましょう。
①一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラ
②レンズのF値
③レンズの焦点距離
これだけと言われるかもしれませんが、まずはこの3つで大丈夫です。
カメラを趣味で始める程度であればこの3項目を押さえておくことで、あとはカメラを撮りながら勝手に勉強できていくと思います。最低限シャッターを切って綺麗な写真を撮るために覚えておきたい知識です。
3項目について、まずは最低限下記の理解をお願いします。
①ミラーレス一眼カメラ をおすすめ
②ボケ感の強い写真を撮りたいならF値の小さいレンズ(F4以下)が欲しい
③スマホカメラの焦点距離が26前後。短くなれば広く写り、長くなれば望遠撮影ができる
一眼レフではなく、ミラーレスを選ぼう
カメラを購入する時に、必ずぶち当たるのが「一眼レフ」VS「ミラーレス」の問題です。
特にそこまでカメラに詳しくない方でしたら、
一眼カメラ>ミラーレス>スマホ
のような印象で、ミラーレス一眼カメラを位置付けて認識されている場合もあります。
ですが、もうここ数年各メーカーさんは一眼レフからミラーレスカメラに完全に舵きりしております。新商品は全てミラーレスカメラです。今の時流はミラーレス一眼カメラですので、これからカメラを購入するのに一眼レフをわざわざ購入する必要はありません。
ちなみに、ミラーレスであれは背面液晶やファインダーで「実際に撮れる絵」を見ながら撮影ができます。
当たり前のように思うかもしれませんが、一眼レフは背面モニターもファインダーもあくまでレンズが見ている景色を映しているだけなので、実際に写真データで得られる絵とのギャップがあります。暗所などでは見えている景色と撮った写真の明るさが全然違うこともあります。
初心者の方にとって、使いやすいのもミラーレスの方です。
カメラならではの写真を気軽に撮るなら、F値の低いレンズを買おう
レンズには「F値」という数値があり、レンズそれぞれで決まっています。F1.8やF4とか数字で表記されます。
これは、レンズの光を取り込める穴の大きさみたいなもので
上記レンズ写真の中央の奥の小さい穴のことです。この穴の周りにある羽を大きく広げることで、穴が大きくなり光を取り込める面が大きくなるというような認識で大丈夫です。
ややこしいのが、F値が小さいほど大きく開くことができる(大口径)レンズということで数字の大小が逆ですのでお気をつけください。
で、F値が小さいとどうなるのかですが「被写界深度が浅くなる」という言い方をするのですが、ピントの合う面が薄くなります。
スマホ写真のように写真の手前から奥までどこにいてもピントがあるわけではなく、ピント面以外はボケるということです。
つまり、F値の小さいレンズはよくボケるということになりますので、カメラならではのボケ感のある写真を撮りたい場合は
F2.8以下のレンズを購入してください。
撮りたいものにあった焦点距離のレンズを買おう
あとは、レンズに書いている「24mm-70mm」のようなmm表記ですが、これは焦点距離と言って「写真の映る範囲」の指標になります。
スマホカメラの標準レンズが26mm
スマホカメラの超広角レンズが20mm
スマホの望遠レンズが70mm
イメージしやすいかと思いますので、上記を想像してください。
その上でですが、
街スナップ、テーブルフォト:20〜50mm
人物撮影(ポートレート):50〜80mm
動物や飛行機などの近寄れないもの(運動会なども):100mm以上
というのが一般的なおすすめになります。
最初はこちらを参考にしてもらえたらと思いますが、本質的には
主題だけでなく、背景もしっかり撮りたい:広角レンズ(〜30mm)
バランスよく撮りたい:標準レンズ(30~70mm)
主題をより際立たせたい:中望遠〜望遠レンズ(70mm〜)
みたいな認識でレンズを選んでもらえると満足してもらえると思います。
補足:センサーサイズは?
もしかしたら、「センサーサイズ」の話がないじゃないかとカメラを知っている方に怒られるかもしれませんが、ライトユーズするぐらいであればどのセンサーサイズでも良い写真は撮れるので気にしなくて大丈夫です。メインどころに絞ると
フルサイズ>APS-C>マイクロフォーサーズ
のように順番にセンサーと呼ばれるカメラの心臓部のサイズが小さくなります。
基本的にはセンサーが大きい方が多くの情報を取り込むことができるので「画質が良い」と言われるのですが、ぶっちゃけスマホやパソコンで見る分にはわかりません。(拡大したらわかります。)
その分、センサーが大きくなればカメラもレンズも大きくなるので重くなります。
趣味であれば、「微々たる差の画質」をとるのか「軽さ・小ささ」を選ぶのかは難しい問題であり、それ以外の部分で比較してもらうのが良いと思います。
ここまで勉強すれば
あとは、ミラーレスカメラの中でどのカメラが良さそうか候補を絞りましょう。ぶっちゃけデザイン、見た目で決めてしまって大丈夫です。あとは、費用。性能の違いはわかる範囲で調べておいて、詳しくは店員さんに聞きましょう。ネットで調べるのもお忘れなく。
買い方② 実機に触れよう
では、ある程度目星がついたら実機を触りにいきましょう。ネットで見て感じる印象と実機をもって感じる印象は全く違います。
ネットではカッコよく見えたカメラも実物を見るとすごくちゃっちく感じてしまったり、握りにくくてピンと来なかったり、色味が思っていたものと違ったりと普通に起こりえます。必ず購入前に本物を触ってみるようにしてください。
では、実機に触れるためにどこにいけば良いのかということですが、「ヨドバシカメラ」「ビックカメラ」のようなカメラコーナーが充実している店舗に行くようにしてください。
郊外の家電量販店などに行っても、置いているカメラの種類が非常に少ないです。触ってみたかったカメラが置いている可能性の方が低いです。
本当にエントリーモデルしかないですし、レンズなんてキットレンズしか置いていないこともあります。店員さんも知識がない方の可能性も高くなりますから、実機に触れるなら大型店舗に向かうようにしてください。家電量販店以外なら、カメラのキタムラなどのカメラ専門店もおすすめできます。専門の方がいらっっしゃるのでしっかり教えてくれるはずです。
買い方③ どこで買う(新品・中古問題)
実際に実機に触れて、「これが欲しい!」と思ったらあとは購入です。さて、ここで問題です。カメラは高い買い物ですから新品で買うのか、中古で買うのか難しいとことですよね。
結論、中古で大丈夫です。これは好みの問題ですので「中古は嫌だ」という方は新品の方が良いと思いますし、保証のことも考えると費用面を無視するならなおさら新品の方が良いです。ただし、新品と中古品で数万円の価格さがあることも多いですから、これからどこまでハマるかわからないという方は中古検討をおすすめします。
買い方④ 新品の購入方法
新品なのでメーカー保証がありますから、どこで買ってもらっても大丈夫です。
大きくこの3パターンでしょうか。特に楽天経済圏で活動している方は楽天市場で購入するとめっちゃポイントたまりますのでチェックしましょう。
買い方⑤ 中古品の購入方法
これは、冒頭でも述べましたがカメラについて詳しく知らない方が中古品の物色をするのは不可能です。
結論、大手中古販売店で「Aランク、ABランク」、「未開封、美品」に絞って購入しましょう。
Bランク以下を素人が攻めるのはリスクです。どの点がBランクなのか判断できないので思ったより状態の悪いものを買ってしまう可能性もあります。おとなしく、悪さのしにくい大手で良い評価の付いているものにしておきましょう。
ただ、それでもリスクは多少ありますのでさらに安全に購入したい方はABランクも除外してみてください。これでほぼほぼ綺麗で状態の良いものが購入できるはずで、価格的には新品より安く購入できるはずです。
あとは、欠品している付属品もチェックしましょう。Aランク品でもストラップがなかったり、箱がなかったり、何かしら欠けている可能性はあります。欠けていても大丈夫かどうかしっかり判断してください。
箱やストラップはなくても気になりませんし、充電器も今のほとんどのカメラは本体にUSBを差して充電できるので大丈夫です。が、そもそもバッテリーが欠けているともちろん別購入が必要ですし、ボディキャップ、レンズキャップが欠けていると保護の面で若干不安です。あとは、メーカー保証が残っているかどうかも気にされる方はみておきましょう。
個人的にはマップカメラさん、カメラのキタムラさんがおすすめです。何度も使わせてもらっていますが、今のところハズレを引いたことはありません。
結論
①まずはカモられないように自分自身で最低限の知識を入れる
②実機を触りにいく(地方にお住まいの方でも交通費と時間をかけてでも一度は触ってください)
③状態の良い中古を探す
まずはレンタルで試すのもあり
いきなり大金でカメラを購入するのはなあ
という方も多いかと思います。そんな方には、上記サイト「GOOPASS」がおすすめです。このサイトはカメラを月額でレンタルできるサービスで幅広いカメラやレンズを試すことができます。
まずは、1か月だけでもカメラをレンタルしてみて
カメラをもっと楽しみたい
と思えたタイミングで購入に踏み切ってもよいかもしれませんね。
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