このブログでは、「未経験者が気軽な趣味としてカメラを始めるなら」というテーマで記事を書いています。
スマホよりも1段綺麗な写真を撮りたい
方向けでした。そのような超ライトユーザーには
上記の記事で「マイクロフォーサーズ」をおすすめしてきました。
しかし、今回はもう1ランク上げて「趣味カメラです」としっかり言えるぐらいには写真を始めたい方向けに
これからカメラを始めるならフルサイズをおすすめする
内容をまとめていきます。
この記事の対象者
カメラを本格的に趣味として始めたい方
どうせなら少し良いカメラで写真を撮っていきたい方
本格的に始めるなら「フルサイズ」センサーがおすすめ
これからカメラを始めることを検討している方で、
普段スマホで撮ってる写真を綺麗に撮れるようになりたい
ではなく、
カメラを持って、今まで撮れなかった「作品」としての写真を撮りたい
「趣味 カメラ」として本格的に始めていきたい
という方には「フルサイズセンサー」を積んだカメラを購入されることをおすすめします。
フルサイズセンサーとは
よくカメラを購入する時に話題に上がる
- フルサイズ
- APS-C
- マイクロフォーサーズ
ですが、これらはカメラの心臓部である「センサー」と呼ばれる部分のサイズを示しています。(※上記以外にも、中判サイズや高級コンデジや一部の高級スマホに入っている1インチセンサーなど様々な種類があります。)
こちらの写真の中央の鏡のような部分がセンサーです。
このセンサーサイズが大きい方が基本的には
より高精細な写真が撮れる
暗所でもノイズが少なく綺麗に撮れる
ボケ感のあるカメラらしい写真が撮れる
ということになります。
ちなみに一般的にミラーレス一眼として販売されているカメラは
の4種類です。
趣味でもフルサイズセンサーをおすすめする理由4選!
所有欲が満たされる
これがフルサイズをおすすめする理由のほぼ全てです。もちろん、この後で紹介する理屈のある理由もありますが、そんなことよりも
という事実が
カメラを持っている所有欲を高めてくれ、カメラを持ち出して練習したくなり、写真が上手くなるという神のサイクルを実現してくれます。
やはり、プロカメラマンはもちろんですがYoutubeで活動されているような私たちが普段カメラの情報を収集する先になっている情報発信者の方々は、8割以上の方がフルサイズのカメラを使っています。
そうなると、「フルサイズは必要ない。」と理屈ではわかっていても
フルサイズだったらもっと綺麗な写真が撮れるのだろうか
フルサイズだったらこの人と同じような機材を使うことができるのにな
と日々悶々とした気持ちで過ごす羽目になります。
であれば、最初からフルサイズセンサーを搭載したカメラを持っておくことでそういった邪念から解放され、カメラに素直に向き合うことができるようになります。
結果、長く安く使える
1つ目の理由と繋がる部分がありますが、本格的に始めるのであれば最初からフルサイズを購入して機材を揃える方が長い目で見た時に、費用を抑えることができたり、同じカメラを長く使うことができるケースが多いです。
例)マウント移行をして結局お金がかさむ上に、最初のカメラをすぐに手放してしまう
これがまさに私のパターンですが、最初は「フルサイズなんて必要ない」として安価に抑えられるマイクロフォーサーズを購入しました。
しかし、カメラを楽しんでいるうちにフルサイズのカメラがどうしても気になりマイクロフォーサーズからのシステム移行を検討します。
もちろん、これまで持っていたレンズなども全部使えなくなるため全て売りに出すわけですが、APS-Cもマイクロフォーサーズも元値がフルサイズより安価です。仮に7、8割の値段で売れたとしても絶対に追加予算が必要です。
さらにタチが悪いのが一度マイクロフォーサーズで複数のレンズを揃えてしまっていると、持っていた画角と同じようなレンズはフルサイズでも同じように揃えたくなります。
そうなると、当初カメラを考えていた時の予算と比較して3〜4倍ぐらいのお金がかかってしまいます。
最初からフルサイズを買っておけば、こんなにすぐに売らなくてよかったのに。
結果、カメラ初めて3年のコストで言ったら最初からフルサイズ買っておいた方が安かったな。
と、こうなります。
暗所の性能は素人でもわかる
こちらは性能面でのポイントですが、ぶっちゃけ明るい場面ではマイクロフォーサーズでもフルサイズでもそこまで大きな画質の違いはありません。(四隅を拡大して解像度を比べればわかりますが、普通そんなことしません。)
ただ、やはり夜などの暗所撮影では明らかにフルサイズの方が綺麗な写真が撮れます。もちろん、今の時代RAW現像ソフトでノイズ除去すればある程度修復できるのですが、やはり撮影直後にカメラで見た時の感動や充実感はフルサイズカメラを使う方が得ることができます。
あとは、
フルサイズの方が暗所に強い
と擦り込みが頭にあるので、
これフルサイズならもっと綺麗に撮れたんじゃ。
と無駄に比較して萎える自分が出てきます。イチイチそう言うことを気にしていたらせっかくのカメラも楽しく無くなるので、周囲や一般論が気になってしまうような方は最初からフルサイズでいきましょう。
最終的に仕事にすることもできる
趣味として本格的にカメラを楽しみだすと、「これで撮影の仕事ができないかな」と考えることも出てきます。友人から依頼を受けて身内間で撮影する分にはマイクロフォーサーズでもAPS-Cでも全然問題ないのですが、例えば
スタジオで撮影の仕事をする
出張カメラマンに登録する
ウェディング撮影を業務委託で受ける
のように会社を挟んで仕事を受けようとする場合、カメラの条件に「フルサイズカメラ」と書かれていることがほとんどです。※さらにF2.8 通しのズームレンズが必須になっているところもあります。
せっかくマイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラで撮影を楽しんでいたのに、仕事にするとなると途端にフルサイズを追加購入、もしくはシステム移行をしないといけなくなります。
となると、仕事するために必要な初期投資がかさばるのでどうしてもハードルが上がってしまいますよね。
もしカメラを始める時点で「あわよくば。。。」と考えているのであれば、間違いなくフルサイズをおすすめします。
初心者向けフルサイズの注意点
システム全体で大きくて重たくなる
これはどうしても避けて通れないデメリットです。
カメラ本体はマイクロフォーサーズやAPS-Cでも大きいものもありますし、フルサイズでも400g台の軽いボディも販売されています。
ただ、問題はボディではなくレンズの方で、センサーサイズの問題でどうしてもフルサイズのレンズは大きく重くなりがちです。
同程度の画角で同程度のF値の性能を持つレンズで比較すると、大きさも重さも倍ぐらい(場合によっては数倍)違います。
カメラは持ち出さないと意味がないですし、撮影しないと意味のないものなので「軽いは正義」です。その点でいうと、明らかにフルサイズは他のセンサーサイズに劣っています。
機動力を重視するような方はセンサーサイズを見直してみるべきでしょう。
沼が深い
これは、センサーサイズに限った話ではないですがカメラ趣味には「カメラ沼」「レンズ沼」という言葉があります。
言葉の通り、カメラはハマってしまうと
サブ機が欲しいな。(2台使う必要ないけど)
超望遠で野鳥撮影したいな。
超広角単焦点で星空撮影しよう。
メーカー最高峰の単焦点使ってみたいな。
もっと寄れるマクロレンズ欲しいな。
こんな感じでは、今まで必要と思っていなかったカメラやレンズが欲しくなります。
また、ここで大事なのが金銭感覚がカメラに関してはバグってしまうことです。
カメラを始める前は
って感じですが、1年以上経つころには
みたいな感じになっています。信じられないかもしれませんが、カメラを本格的に楽しみだすとこうなります。
みなさん、無理のない範囲でカメラを楽しみましょう。
まとめ:自分の中でどこまで求めるのかによるが悩むならフルサイズ!
隣の芝が青く見えやすい方
Youtubeからの情報収集がメインの方
仕事につなげたいと考えている方
趣味でカメラを楽しむ分にはマイクロフォーサーズで十分です。これだけではゆるぎない事実です。
ただし、上記のどれか1つに当てはまるようであれば最初からフルサイズでカメラを始める方が結果的にコストを抑えてカメラを楽しむことができるはずです。
画質や性能というよりも「ご自身の性格」「用途」によって判断することをおすすめします。
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