一眼レフとミラーレスって何が違うの?
新しく趣味を増やしたくてカメラに興味があります。自分で色々調べたいのですが、まずは何を勉強したら良いですか?
カメラを始めたいので購入検討しているのですが、違いがわかりません。
今回は、上記のようなカメラに興味を持ってくださった方、カメラを買いたいが初心者で何を比較したら良いかわからない方に向けて、
そもそもカメラにはどのような種類があるのか。
一眼レフを買うべきなのかミラーレスにするべきなのか
理由を添えて紹介していきます。
この記事の対象者
これからカメラを始めたい方で「カメラについて全く知らない。」「レンズ交換とか難しそう。」のように、知識がまだ0の方や、「一眼レフとミラーレスの違いはわかるけどどっちがおすすめなの?」と悩んでいる方は最後まで読んでいってください。
そもそもカメラと言っても種類がたくさんある
これからカメラを買おうという方にとって、まず問題なのがカメラの種類です。実は「カメラ」と言っても種類がたくさんあります。その中で、これからカメラを趣味で始める方が対象になるのが
一眼レフカメラ(通称:一眼レフ)
ミラーレス一眼カメラ(通称:ミラーレス)
コンパクトデジタルカメラ(通称:コンデジ、デジカメ)
この3種類です。厳密には、一眼レフやミラーレスもデジタルカメラですのでデジカメになるのですが、社会一般の認識では上記の理解で大丈夫です。
ちなみに、デジタルカメラの対になるのが「フィルムカメラ」です。撮影した写真をデータではなく、焼いて写真にして現像するカメラですね。
一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ VS コンデジ
3種類と言いましたが、この2分類にまずは分けることができます。この両者の違いですが
「レンズ交換ができるかどうか」
になります。
コンデジは多くの方が触ったことはあるのではないでしょうか。(20歳未満の方はないかも。。。)レンズ交換のできない一眼カメラと比べると比較的コンパクトなカメラになります。
レンズ交換を考える必要がない上に、追加購入の必要もないので比較的リーズナブルに写真を楽しむことができます。ただし、レンズ交換するのがカメラの楽しみみたいな部分もありますので一長一短です。
世間の認識的に、コンデジよりも一眼カメラの方が綺麗に撮れそうなイメージがありますが厳密にはそうではありません。
カメラに搭載されているセンサーのサイズによって画質の大枠が決まります。ですので、コンデジでも高級コンデジと呼ばれる10万円を超えてくるようなカメラは一眼カメラと同等ないしそれ以上の描写性能のあるものもあります。
ただ、一般的にコンデジはコンパクトさを重視している機種が多いので結果的にセンサーサイズが小さくなり、一眼カメラよりも画質が劣ることが多いのが現実です。
レンズ交換とか大変そうで考えたくない
カメラ沼にハマりたくない
とにかく小型軽量装備でスマホより綺麗に撮りたい
上記に当てはまる方はコンデジの購入をおすすめします。
ただし、コンデジを購入される際はセンサーサイズが最低でも「1インチ」、理想を言うなら「マイクロフォーサーズ」「APS-C」「フルサイズ」と書かれているものを購入してください。記載のセンサーサイズ以外のコンデジを買ってしまうとスマホカメラとの違いがわかりにくく、満足できない可能性が高いです。
ちなみにカメラ性能に振り切った1インチセンサー搭載のスマホも発売されておりますので、その点もご注意ください。
スマホでは撮影できない写真を撮るためには、「センサーサイズ」という物理的な大きさのアドバンテージを活用することが1番の近道です。せっかく、スマホと別でカメラを持つのにスマホと同じような写真だと面白くないですからね。
一眼レフカメラ VS ミラーレス
さて、ここからが問題です。先ほどの話から一眼レフカメラとミラーレスはレンズ交換できるカメラという認識をしてもらえたと思います。そして、
この「レンズ交換」がカメラ趣味の醍醐味ですので、本格的に趣味として楽しみたい方はコンデジは避けていただくことをおすすめします。
では、この一眼レフカメラとミラーレスカメラは何が違うのかということですが、「ミラーがあるかないか」です。
一眼レフカメラはレンズが写した景色をミラーで反射させてファインダー(カメラの上部にある小さい穴)ごしに見ながら撮影できるカメラ、ミラーレスはレンズが写した景色を映像に変換したものをファインダーやモニターで確認しながら撮影できるカメラです。
つまり、一眼レフカメラはファインダーを覗くとガラス、鏡越しに今目の前にある景色がそのまま映るのに対し、ミラーレスは写っている映像をデータとして取り込み、最終的に絵として出てくる写真を撮影前にファインダー越しに見ているということです。
正直ピンとこないかもしれませんが、それで大丈夫です。結論、ミラーレスカメラを選んでいただければOKです。趣味で使うにあたって、一眼カメラを選ぶメリットがほとんどありません。
ミラーレスカメラを選ぶメリット
小型軽量
基本的にミラーレスカメラの方が、ミラーがない分小型軽量になっていることが多いです。同じような性能で大きくて重いカメラを選ぶ理由はないといえます。
むしろ、せっかく購入したカメラも重くて持ち歩くのが億劫になればただのタンスの肥やしになります。
持ち運んで、撮影してなんぼのカメラですから軽いカメラは正義です。
各メーカーはミラーレスしか開発していない
2023年現在、各メーカーで一眼カメラの新商品の発表はされていません。すべてミラーレスカメラです。一眼カメラではなくミラーレスカメラが主流になっていると認識していただければOKです。わざわざ古いシステムのカメラを買う理由はありません。
開発が止まっているということは、今後、現状発売されている一眼レフカメラもどんどんディスコン(販売終了)になっていきます。まだ、数年はサポートは続くとは考えられますが、ミラーレスよりも先に各社一眼レフのサポートが終了し、故障しても修理できなくなったり、システムがアップデートされな買ったりとどんどん扱いにくくなります。
車の旧車みたいな感じですかね。
本当に好きな方が使い続けていただくのが良いかなと。
初心者にも扱いやすい
スマホに慣れている世代にとって、ミラーレスの方が圧倒的に使いやすいです。上記に関連しますが一眼レフカメラは古いカメラになるのでスマホ転送機能がなかったり充電器が特殊だったりと今の時代的に使いづらい点が多いです。また、普段のスマホでの撮影もレンズが写した景色を映像に変換してから画面で見ていることになりますので、ミラーレスの方が違和感なく撮影できます。
番外:一眼レフをお勧めする方の言い分
レンズの種類が多い
CanonやNikonは特にですが、ミラーレスよりも一眼レフカメラの方が歴史は圧倒的に長いです。Nikonは特に2018年に発売されたNikonZ6とZ7が最初なので、2023年現在でも5年しか歴史がありません。
歴史が長い分、ミラーレスよりも一眼レフのレンズの方が種類も多くなります。
これが、一眼レフをおすすめされる方の理由の1つです。
ただ、確かに種類自体は多いのですが2023年にもなるとミラーレスレンズも十分なレンズ種類を有するようになりましした。正直、このメリットは数年前の話であり、今では一切のメリットになりません。
中古市場に在庫が多い
一眼レフからミラーレス中心にカメラ市場が変化したことで、一眼レフカメラの中古在庫が非常に増えています。少し前までは20万近くしたカメラも中古で10万円を切るような価格で販売されています。10万円ぐらいのカメラは5万円ぐらいになっているケースもあります。
価格だけで考えるなら、一眼レフカメラの優位性は高いです。
しかし、その分古いカメラになるので前章で説明したミラーレスのメリットがそのまま一眼レフデメリットになります。
様々デメリットはありますが、「サイズ」「サポート」の問題は大きく、これから始めるような方にとってはミラーレスの方が使いやすいのでおすすめです。
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