レンズフードは撮影に必須なのだろうか
荷物になるのでなくても良いのではないだろうか
カメラを始めようとして、レンズを購入すると高確率で同封されているのがこの「レンズフード」。同封されているので必ず使うものなのかと思いきや、製品によってはついていないこともありますし、レンズフードをつけずに撮影している方も多く見ます。
果たしてレンズフードは必要なのでしょうか。
この記事の対象者
カメラを購入したは良いが、レンズフードをつけて撮影するべきなのか決めかねている方
結論:レンズフードは必要
カメラ初心者の方は必ずレンズフードを装着して撮影するようにしましょう。理由はシンプルで、
レンズフード装着にはメリット・デメリットがありますが、初心者にとってはメリットの方が圧倒的に大きいからです。撮影に慣れてきて、デメリットを感じるようになってきたらレンズフードの取り外しを検討してみましょう。
レンズフードが必要な理由
ぶつけた時の保護
これが何より大事です。カメラ初心者はふとした時にレンズをぶつけがちです。
みたいなことですね。こう言ったことが起こる際に、レンズフードがあれば先にフードが当たるのでレンズ本体をぶつけるリスクを軽減させることができます。
レンズ前玉が割れたりすれば修理費も馬鹿になりませんのでまずはつけておいて間違い無いでしょう。
指紋からの保護
これも初心者が特にやりがちなことですが、カメラを持っていて不意にレンズに手が当たってしまうことがあります。そうすると指紋や手汗、脂などがレンズについてしまいます。これが結構大変で、ブラシやブロアーでは落とせないので手入れが少し面倒です。
指紋がレンズについていると撮影に影響が出る場合もありますし、何よりテンションが下がります。
レンズフードがあれば、レンズ自体を触ってしまう可能性も軽減させられるので取り扱いに慣れていない間はつけておくことをおすすめします。
雨や砂、花粉の付着を防ぐ
カメラは屋外で使うことが多いので、雨天であれば雨、砂、花粉、黄砂など様々な汚れが付着する可能性があります。
【レンズの天敵】
雨、花粉、砂、黄砂、埃
雨の日はカメラを使うなと言われればそれまでですが、雨天時の写真もまた魅力的で一度は撮影したくなるものです。
花見シーズンは花粉もすごいですしね。
そんな時にフードがあるのと無いのとではレンズの汚れ方がまるで違います。こまめにお手入れすることももちろんですが、
レンズが汚れるリスクを減らせるなら減らすに越したことないですよね。
ゴーストやフレアの抑制
やっとこちらが保護以外のレンズフードのメリットです。
レンズフードをつけることで、光量の多い場面(炎天下、逆光、照明、夕焼けなど)でもフレアやゴーストが出るのを抑制してくれます。
写真について知っていくまではこのメリットが一番感じにくいかもしれませんが、
ができるので一石二鳥と考えてください。
レンズフードのデメリット
レンズが大きくなる
これがレンズフードを初心者が持つことのデメリットの最たる理由です。
1〜4cm前に出ますからね。単純に邪魔です。レンズフードがなかったらぶつけてなかったんじゃないかと思うことも多々あります。また、レンズ交換の際にいちいち外して収納しないといけないので手間が増えます。
フラッシュを遮る
カメラを使いたての最初はあまりフラッシュを使ってまでの撮影はしないかと思いますのであまり気にしていただく必要はないですが、後々ストロボなどを使ってフラッシュ撮影をする場合は気をつけてください。大きなフードだと邪魔してしまう可能性があります。
メリット(必要) VS デメリット(不要)
カメラにレンズフードをつけるべきメリットとデメリットをまとめました。結論、カメラの初心者はレンズフードをつけて撮影することをおすすめします。
おすすめの理由は「レンズの保護」のためです。
正直、カメラを始めたばかりでは撮影体験に対するメリットもデメリットも感じにくいです。
一番感じるのは、
メリット:諸々からの保護
デメリット:サイズ感
このポイントでしょう。確かに、大きくなるのはデメリットですし出来ればカメラは小さいに越したことありません。
ただ、小ささを優先しすぎてぶつけて壊してしまうリスクを考慮すると、多少のサイズアップは我慢してもフードを取り付けておくべきです。
撮影に慣れてきて、カメラの取り扱いにも慣れてきたタイミングで継続してつけるのか、付けずに運用するのかを改めて検討してみてください。
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