カメラ買ってみようかなあ
もっと綺麗な写真撮れるかなあ
スマホも綺麗に撮れるしなあ
今回は、タイトルの通りですが「スマホでも綺麗な写真が撮れる」ということを作例を並べながらお話ししていこうと思います。カメラを趣味にしてみようかと迷っている方や、なんとなく綺麗な写真を残しておきたいという方にとって
を決める1つの参考にしていただければ幸いです。
最後には、「カメラを買ってでも写真を撮るべきなのかスマホで良いのか」についても私なりの結論を書いていこうと思いますのでぜひ最後まで読んでいってください。
この記事の対象者
これから写真を撮ることを趣味にしたいけど、カメラを買うべきなのか悩んでいる方
スマホで撮った写真作品例
まずはいくつか写真を載せておきます。(スマホ写真とミラーレスで撮った写真)
ちなみに私が使っているスマホは「iPhone」ではなく「Galaxy ZFold4」というAndroidスマホのフラッグシップモデルです。カメラ性能については、iPhoneに負けず劣らずですのでiPhoneユーザーにとっても参考になるはずです。※iPhoneよりもGalaxyの方がコントラストが強いイメージでより鮮やかになる気がします。
さて、どれがどのカメラ(スマホorミラーレス)で撮影した写真かわかるでしょうか。
【答え】
①高層ビルと桜:スマホ
②夜桜:NikonZ30 (APS-Cミラーレスカメラ)
③菜の花と田舎町:スマホ
④緑と桜:NikonZ5(フルサイズミラーレスカメラ)
⑤赤い自転車:スマホ
⑥動物園の鶴:NikonZ8(フルサイズミラーレスカメラ)
いかがでしたでしょうか。わかりやすいものから正直わからないような作品もあったのではないでしょうか。少なくとも、ここでこの6枚をみて「あ、これ画質悪いからスマホ写真だ」とかならなかったはず。
それぐらい、今のスマホカメラは性能が上がってきているのです。特に暗所以外での撮影においては素人からすれば遜色ない写真になっているはずです。画素数の必要ないスマホやタブレット、PCで比較する分には画質面での差は分からないのが現実です。
では、それぐらい肉薄している両者で撮影をする長所・短所を紹介させていただきます。
スマホ写真のメリット
①手軽で荷物が必要ない
②自動で最適な絵にしてくれる
③SNS公開が1ステップ
④目立たない
⑤広角に強い
手軽で荷物が必要ない
これがスマホ撮影の1番のメリットであり、逆にいうとミラーレスカメラを趣味にする1番のデメリットです。
どんな方にとっても、「荷物が増える」こと「荷物が重くなること」がプラスになることはないでしょう。できれば小さく、軽くしたいはずです。そんな万人の考えからするとスマホで写真を楽しもうとするのは非常に理にかなっていると思います。
今の時代、出かけるのにスマホを持たないということはほぼないでしょうからスマホカメラで撮影する場合、いつでもどこでも荷物を増やすことなく写真撮影に取り組むことができます。
自動で最適な絵にしてくれる
スマホのカメラはミラーレスカメラのようにカメラサイズを大きくすることができません。ただ、それでも綺麗な写真を撮影できるようにソフトウェア側を大きく進化させてきました。
露出補正なども自動で最適にしてくれますし、ナイトモードやポートレートモードなどシーンに合わせた最適な設定をしてくれるという点においては、ミラーレスカメラよりも使い勝手では上だと考えています。アプリを立ち上げてタップするだけで綺麗な写真ができあがります。
SNS公開は1ステップ
わざわざ書くほどではないですが、スマホで撮影した写真はスマホ内のフォルダに保存されますからそのままInstagramなどのSNSにアップすることができます。ミラーレスでもスマホと接続すればすぐに転送できますが、「転送する」というワンステップが挟まるのはSNSへの公開頻度を大きく下げるには十分なデメリットです。
最近では、撮った写真を自動でスマホに転送する設定もありますがカメラで撮影した写真全てを自動転送するのはスマホの容量を圧迫しますし、電池の消耗やスマホの通信量的にはデメリットが多いです。実際に私も自動転送はオフにしており、撮影後に見返してスマホに転送する分を選んで対応しています。
目立たない
こちらはすでにカメラを持っている方でないとピンとこないかもしれませんが、意外とミラーレスカメラで撮影しているのは目立ちます。観光地でも町スナップでも目立ちます。ですが、スマホであれば皆さんがもれなく持っているガジェットですし、スマホで写真を撮っている人がいても気になりませんよね。
いざ、ミラーレカメラを買っても目立つから持ち運ぶのが億劫になったという方もたくさん聞きますから、この点はスマホのメリットだと考えられます。
広角に強い
スマホカメラはメインカメラが最初から20mmぐらいの広角レンズなので、風景撮影ではよりダイナミックな撮影が可能になります。
ミラーレスで20mm以上の広角レンズを準備しようとすると価格も高くなりますが、何より大きくなって使いづらくなりますので、私も広角撮影はスマホを使うことが多いです。
スマホ写真のデメリット
では、逆にスマホ撮影のデメリットについてです。
①ボケ感がたりない
②不自然になる時がある
③望遠や暗所に弱い
④「写真」にのめり込む感覚が持てない
ボケ感がたりない
やはり、ミラーレスカメラと比べるとセンサーサイズが全然違いますからスマホ写真のようなとろとろにボケた写真を撮ることは難しいです。どちらかというと全体にピントの合ったパンフォーカス撮影に向いているのがスマホカメラです。
不自然になる時がある
メリットでもあげましたが、ソフトウェアで撮影したデータを加工して綺麗な写真に変えているのがスマホカメラです。
基本的には非常に綺麗な写真に変換されるのですが、稀に色味が濃すぎたりイメージと違ったりなど違和感を感じる写真に仕上がってくることもあります。
より自然な撮影を求めるのであればミラーレスカメラでの撮影の方が適切になります。
望遠や暗所に弱い
スマホサイズの問題で、スマホカメラはセンサーに小型サイズのものを使っていることが多いです。
そうなると必然的に暗所での撮影はミラーレスよりも汚くなりがちですし、ソフトでどれだけ補正してもノイズがスマホ画面サイズでも気になることもあります。
また、スマホの望遠レンズは77mmとかなのでミラーレスでいう中望遠程度しかありません。デジタルズームで10倍とかにはできますがただのトリミングなので流石に画質が劣化してしまいます。望遠撮影は諦めざるを得ないでしょう。
「写真」にのめり込む感覚が持てない
これをデメリットとするのか難しいところですが、ミラーレスカメラでファインダーを除いて撮影したときのような写真を撮っている感覚が持ちにくく、「撮影体験」を感じにくい点が少々気になります。
カメラを趣味にしたいと思う方は少なからず「カメラを持って撮影する」体験に憧れている部分があるはずですので、その体験がなくなることは大きなデメリットと言えるでしょう。
結論
今回は、スマホでの写真撮影のメリットデメリットをまとめてみましたがこれらをふまえての私の答えとしては
スマホでも綺麗な写真は撮影できる!が、趣味として「写真」を楽しむならミラーレスカメラがおすすめ!
です。
正直、写真の綺麗さに関しては趣味や記録撮影で扱う程度ならスマホでも十分に綺麗な写真を記録できます。
しかし、「趣味として撮影を楽しむ」ことを考えると
レンズ交換による撮れる写真表現の幅
自分で設定を細かく操作して撮影する体験
撮影にのめり込める撮影体験
を得づらいスマホではまだまだミラーレスカメラに取って代わることはできないはずです。
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