【4つのメリット!】趣味ならマイクロフォーサーズのカメラをおすすめする理由!

マイクロフォーサーズがおすすめ

フルサイズのカメラは必要ないって聞いたけど本当にそうなのか

自分に合っているのはマイクロフォーサーズなのか

カメラの購入時のセンサーサイズ問題は避けては通れない道です。趣味でカメラを始める程度であれば、マイクロフォーサーズで十分なのですが、Youtube などではフルサイズ優勢のように感じています。

ですので、今回は

フルサイズよりマイクロフォーサーズをおすすめする理由

を紹介していきます。

目次

この記事の対象者

  • カメラ購入で悩んでいる方
  • フルサイズを検討しているが予算的に厳しい方
  • フルサイズがよいのかマイクロフォーサーズがよいのか知りたい方

結論(おすすめはマイクロフォーサーズ)

おすすめはマイクロフォーサーズ

最初に結論をお話しします。

これから趣味レベルでカメラを楽しみたい方には「マイクロフォーサーズ」センサーのカメラをおすすめします。

おすすめできる理由をまとめてみます。

マイクロフォーサーズをおすすめする理由

①小型軽量で持ち運びやすい

②【安価に】たくさんのレンズを組み合わせて楽しめる

③十分すぎる画質

④望遠に強い

では、今回はこちらの理由についてどうしてこの理由が重要なのかも含めて解説していきます。

マイクロフォーサーズをおすすめする理由

マイクロフォーサーズの理由

①小型軽量で持ち運びやすい

とにかくこれです。フルサイズのカメラは大きくて重いです。厳密にはボディ本体の大きさの差は小さくなってきておりますが、本体につけるレンズの大きさや重さの差が尋常じゃないです。

例えばですが、OLYMPUS(OM SYSTEM)とNikonの標準域の大三元レンズで比較してみましょう。

OM SYSTEM/オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II 

焦点距離:(35mm換算)24-80mm

F値:全域F2.8

サイズ:8.38 x 7.11 x 7.11 cm

重量:381g

料金:97,020円

Nikon (ニコン) Z 24-70mm F/2.8 S

焦点距離:24-70mm

F値:全域F2.8

サイズ:‎12.6 x 8.89 x 8.89 cm

重量:815g

料金:360,917円

こちらの2本はそれぞれのメーカーが販売している最高級レンズになります。厳密にはマイクロフォーサーズとフルサイズでボケ感という面では同じF2.8でも2段分差が出るのでこの比較が100%フェアかと言われるとそうではありません。ただし、できる限り同条件で使われ方も同じようなこの2本を比較します。

まず、表を見てもらえれば明らかですがにサイズが違います。全長8cmと12cmですから4cmも変わります。レンズで4cm変わると見た目もそうですし、存在感もずいぶん変わってきます。

そして、なによりも重要なのが「重量」です。400g弱のマイクロフォーサーズに比べて800g強のフルサイズです。2倍以上違います。800gを超えてますので、レンズだけで約1kgになります。これは結構負担になります。

数字だけだとピンとこないかもしれませんので気になる方は家電量販店などで実機に触れてください。

「同じようなレンズ」と思えないぐらいのサイズ差があります。

やはり、趣味で始めるのであればこの差は撮影体験の差につながるのでマイクロフォーサーズの方がおすすめしやすいです。

ボケ感について

でもマイクロフォーサーズだとボケないですよね。

というご質問もあるかと思いますので、追記しておきます。

マイクロフォーサーズのF値が小さい単焦点レンズはめちゃくちゃ小型軽量です。例えば、

45mmf1.8
45mmf1.8

こちらは45mmf1.8のレンズでフルサイズ換算で90mmの中望遠レンズです。必要十分にボケます。

なんとこのレンズ、

‎4.6 x 5.6 x 5.6 cm; 116 g (26,455円)

です。超小型で軽量。なんならポケットに入るレベルです。このレンズと合わせて所有してもフルサイズ1本の方が圧倒的に重くなります。

②【安価に】たくさんのレンズを組み合わせて楽しめる

交換レンズ
レンズ交換

今回は、先ほど上記で説明したレンズを元に追加で説明させていただきます。

前回の記事でもお話ししましたが、「ミラーレスカメラ」「レンズ交換式カメラ」の魅力はレンズ交換できることにあります。

シチュエーションごとにレンズを切り替え、「ボケ感」を楽しんだり、「広くダイナミック」に撮影したり、「遠くの動物」を近くにいるように撮影したりと楽しむことができます。スマホでは撮影できない写真体験を得ることができます。

ですので、やはり趣味としてカメラを始めるならレンズを数本持ってもらいたいですし、そのうち2〜4本ぐらいをカバンに入れて旅行に行ってもらいたいわけです。

そうなってくる時に①でお話しした重量問題もありますが、「価格」問題も発生します。先ほどの3本のレンズで比較しましょう。(Amazon価格なので、最安値はもう少し変わります。)

フルサイズのレンズは1本で30万円OVERに対して、マイクロフォーサーズであれば10万円ちょっとで2本購入できます。もしレンズに30万円の予算が確保できる方であれば、マイクロフォーサーズならここから望遠や広角の最高級大三元レンズも購入できます。さらにF値の明るい高級単焦点レンズも購入できます。

マイクロフォーサーズは超望遠の最高級レンズでなければ10万円前後でほぼほぼ1本購入できます。フルサイズと比較して1/3~1/2ぐらいです。

これは非常に大きな差です。カメラにハマるのはこのレンズ交換を楽しさや面白さを感じた時だと思っている私にとって、このレンズの揃えやすさは魅力以外の何物でもありません。

フルサイズレンズ1本持つのと、マイクロフォーサーズレンズ5本持つのとどちらの方が楽しいカメラライフを送れそうか考えてみてもらえたらと思います。

ちなみに。

もちろん、フルサイズでももっと価格の抑えたレンズもありますがそれはマイクロフォーサーズも同じことです。価格を抑えたフルサイズレンズでも最高級マイクロフォーサーズレンズと同程度の価格になります。

③十分すぎる画質

動物園撮影
マイクロフォーサーズでとった写真

さて、おそらく「フルサイズ VS マイクロフォーサーズ」で悩んでいる方のほとんどが結局この画質問題ではないでしょうか。

せっかくカメラを買ってもスマホと同じようだと意味ないしなあ

マイクロフォーサーズってボケないっていうしなあ

このような疑問が頭をよぎると思います。多くのインフルエンサーの方々も「これからカメラを始めるならフルサイズ」とおっしゃっていますしね。

しかし、そういった動画や記事を見たことがある方は「比較方法」を改めて確認してみてください。

みなさん、写真の四隅を拡大して「ノイズが違う」「描写性能が違う」ってお話しされていませんか?「フルサイズと比較して〜」って枕詞がついていますよね。

でも普段カメラを使って写真を撮った後、四隅を拡大してインスタにUPしますか?しませんよね。ほとんどの方が撮影した写真をそのまま使うはずです。多少のトリミングはするかもしれませんがその程度であれば大丈夫です。

逆にいうと、それぐらい拡大して比較しないと差がわからないということです。ましては、スマホやパソコンのサイズで写真を見る分にはほとんど違いがわかりません。

これから写真を始めて、A2とかA1サイズで印刷するのであればフルサイズや中判サイズと呼ばれるフルサイズ以上の大型センサーで1億画素で撮影する方が良いかもしれませんが、そうでない趣味で使う方であれば、フルサイズであってもマイクロフォーサーズであっても十分スマホよりも綺麗な写真を撮ることができます。

ボケ感についても先ほど紹介したようなレンズを使えばマイクロフォーサーズでも十分にボケ感のある写真を撮影できます。あくまで、「フルサイズと比較して2段ボケにくい」だけであって、F値を小さくして望遠で撮影すればしっかりボケてくれます。

マイクロフォーサーズのボケ感をみて本当に「ボケない」のか確認してみてください。

④望遠に強い

野鳥
望遠撮影で鳥も簡単に撮れる

これは、マイクロフォーサーズだけの強みです。同じ焦点距離のレンズを使うとマイクロフォーサーズはフルサイズと比較して、2倍望遠で撮影することができます。

例)

焦点距離24mm表記のレンズの場合

フルサイズ:24mm

マイクロフォーサーズ:48mm

これがどうしてメリットなのかでいうと、小さいレンズでもより遠くの被写体を撮影できるからです。

①にもつながりますが、同じ焦点距離で2倍になるわけですから逆にいうと

同じ程度のサイズのレンズで2倍望遠性能を得られるということです。これから趣味で始める際に

●水族館、動物園で遠くにいる動物を撮りたい

●運動会で頑張っている子どもを撮影したい

●遠くにいる船や野鳥を撮りたい

など、近づいて撮影できないシチュエーションの時にこのメリットは非常に大きいです。フルサイズだと1kgを余裕で超える超大型レンズが必要な距離でもマイクロフォーサーズであれば片手撮影ができるような軽いレンズで対応できます。

趣味でカメラを始めると広角よりも望遠が欲しくなることが多いです。

というのも、普段お使いのスマホは割と広角よりでiphoneのメインカメラが24mmの広角レンズで超広角は13mmです。つまり、広角の撮影はスマホで普段から見ている画角ですし、広角でぼかした撮影もあまりしないためぶっちゃけスマホでも対応できます。

逆にスマホで対応できないのが望遠域でiPhonePro13の望遠で77mmです。カメラの中望遠レベルです。ですが、この中望遠では先ほどのシチュエーションでは活躍しきれません。もう少し望遠が欲しいところ。具体的には100〜300程度欲しいです。

そうなるとカメラの望遠レンズが必要になるわけですが、ここれフルサイズとマイクロフォーサーズでレンズの大きさと重さに大きな差が生まれます。

ですので、せっかくカメラを購入して望遠撮影も楽しもうということであればマイクロフォーサーズの方が扱いやすくおすすめできます。

まとめ

マイクロフォーサーズ

今回は、4つの視点からマイクロフォーサーズをおすすめしてきました。

結論、「細かい画質の差も妥協できない」という方以外はマイクロフォーサーズがおすすめです。

逆に、趣味のレベルを超えて「仕事」にしていく場合、マイクロフォーサーズというだけで敬遠される可能性のあるので無難にフルサイズをおすすめします。

私は、マイクロフォーサーズもフルサイズもどちらも所有していますが、結局マイクロフォーサーズの方が持ち出す回数は多いです。

今でこそ、カメラにハマってしまったので重くてもフルサイズを使う時もありますが、自己満であり画質さはほとんど分かりません。特に晴天時の撮影であれば全く分かりません。

それぐらいマイクロフォーサーズの性能も高いということです。

番外編(APS-Cは?)

マイクロフォーサーズとフルサイズの間にあるAPS-Cセンサーですが、こちらは富士フィルムの購入であればおすすめできます。富士フィルムさんは、APS-Cセンサーでカメラもレンズも非常に力を入れて開発していますし、JPEG撮って出しの絵が映えます。

逆にCanonやSony、Nikonについてはサブ機としてはおすすめですが1台の場合は微妙です。というのも、APS-C用のレンズが少なくフルサイズ用のレンズを使う必要があるので、結果大きく高額になります。であれば、ボディもフルサイズで良いやんってなります。

マイクロフォーサーズがおすすめ

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この記事を書いた人

しゅーやのアバター しゅーや アマチュアフォトグラファー

完全未経験から趣味でカメラを始めて3年経ったアマチュアフォトグラファーになります。普段は平日サラリーマン、休日フォトグラファーとして遊んでいます。知人の結婚式やイベントごとの撮影依頼を受けることがあったり、仕事でも企業の宣材写真撮影を少ししています。

【使用カメラ】
フルサイズ:NIKON Z7 Zf
Vlogカメラ:dji Osmo Pocket3

【経験カメラ】
LUMIX GF10
OLYMPUS OM-D E-M5 MARK III
OLYMPUS OM-D E-M1 MARK III
NIKON Z30
NIKON Z8
NIKON Z5

【撮影】
採用関連の宣材写真
イベント撮影
ポートレート
風景
動物(動物園、ペット、野鳥)
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